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瑞牆山~金峰山~甲武信ヶ岳(月例山行)

  • 仲谷
  • 6月12日
  • 読了時間: 5分

登山日 2025年(令和7年)6月4日(水)~6月7日(土)

参加者 CL 古賀(真) SL 仲谷 メンバー 重軒

コース 6/4 瑞牆山荘 ー 富士見平小屋

    6/5 富士見平小屋 ー 瑞牆山 ー 富士見平小屋 ー 大日小屋 ー 金峰山小屋

    6/6 金峰山小屋 ー 金峰山 ー 朝日岳 ー 大弛峠 ー 国師ヶ岳 ー 東梓 ー 富士見 ー

       甲武信ヶ岳 ー 甲武信小屋

    6/7 甲武信小屋 ー 戸渡尾根 ー 徳ちゃん新道 ー 甲武信ヶ岳登山口 ー

       西沢渓谷バス停

6/4(水) 8年ぶりに歩く奥秩父主脈縦走。前回は韮崎からバスで瑞牆山荘へ向かったのだが、JRとバスの乗り継ぎが悪くなっていてタクシーを利用した。およそ50分で瑞牆山荘前に到着。山荘横の登山届ポストに計画書を提出して登山開始。シラビソ林の穏やかな登山道から、急登に変わってすぐの谷筋に、赤いクリンソウの小さな群落が目に入った。林道を

横切り、左手に里宮の座す巨岩を過ぎると間もなく富士見平のキャンプサイトに到着。色とりどりのテントが設営されていた。小屋の前のベンチでは数名が休息中。宿泊手続きを済ませて宿泊用入口から小屋の中へ入る。夕食は17時30分から。メインはジビエの自家製ソーセージが3種類。味はそれぞれでかなり旨い。食後に小屋番を交えて同宿の3名と交流をする。二人はたびたび小屋を利用しているようだった。20時には寝るがすぐに目が覚める。うとうとするが眠れず、ほぼ1時間おきに目が覚めた。

6/5(木) 寝不足だろう、頭がすっきりしない。食欲もわかないが朝食をとる。朝食は本場取り寄せのピータンが入った雑炊と2種類の焼き餅など。喉に流し込める雑炊が朝食で良かった。焼き餅は食べる気にもならなかった。メインザックをデポしてサブザックで瑞牆山へ向かう。天鳥川を飛び石で渡り桃太郎岩の横を抜けたとたんに登山道が荒れている。何回も登山道を付け替えたようで、あちらこちらにロープが張られて進路が変わる。山頂には5~6名が休憩をしていた。好天の下、眺望は最高。金峰山、八ヶ岳、南アルプス、富士山も望まれる。富士見平小屋へ戻ってザックを受け取り、11時頃に金峰山へ向かう。シャクナゲのトンネルを抜けて進むが、前回とは登山道が変わっているところがたびたび出てくる。大日小屋あたりは裸地になってしまっていた。小屋を見下ろしながらの昼食。金峰方面から来た男性が道がわからないようで、立ち止まって少し迷った末に間違った方向へ向かいだした。どこへ行くか問い、正しい登山道を伝えた。荒れている大日岩への道で足を捻ったのだろうか、左内ももが痙攣して倒れ込む。68番、ロキソニン、ポカリスエットを飲んで進もうとしたがまもなく右内ももが痙攣。両足の指もつり出す。段差があると思うように足が上がらなくなり、ゆっくりとしか歩けない。金峰山山頂に登って金峰小屋に向かう予定だったが、無理をせずに直接小屋へ入ることにした。山頂を踏まなかったにもかかわらず、計画より2時間遅れの到着だった。二人に心配と迷惑をかけてしまったが、なんとか小屋に到着できてホッとした。夕食は18時からで豚肉のステーキがメインだった。おかわりはカレーライスをいただけると言われた。我がパーティーから1名がおかわりをしたようだ。

就寝後、一度だけ両方の内股が痙攣する。68番とロキソニンを服用して寝た。

6/6(金) 甲武信小屋までの長丁場のために4時15分に小屋を出る。すでに明るくなっていてヘッドランプはいらない。金峰山のシンボル、五丈岩で記念写真を撮り、金峰山からの景観を楽しむ。富士山、南アルプス、中央アルプス、八ガ岳、瑞牆山、御嶽山、北アルプスと大展望が!! 山頂左から縦走路に入った。左手は這松帯。その向こうには富士山が望める。今日はずーっと富士山を眺めながらの歩きだ。金峰山に向かう、かなり大勢の数の人とすれ違いながら、鉄山、朝日岳と順調に進む。長~い長~い長~い急な坂を下って大弛峠に到着。広い駐車場には沢山の車が駐まっていた。車道を横切って大弛小屋横で水の補給。計画より少し遅れ気味なので先を急ぐ。木製の長い階段を登っていく。少し後を二人連れの若い女性が付いてきた。夢の庭園分れあたりまで登ったところで『どこに行くの』と尋ねる。『金峰山はこちらで良いの』という。『逆方向だ』と言い登り口を説明すると引き返していった。まだまだ木の階段が続いた。いい加減、階段に飽きた頃、やっと奥仙丈岳への分岐に到着。すぐに国師ガ岳山頂。国師ガ岳を過ぎると、どんどんどんどん下りに下る。かなり荒れていて落木、倒木が増えてくる。大回りをしたり倒木をくぐったり乗り越えたりとペースを狂わせながら国師のタルという鞍部に到着。登り返して東梓。アップダウンを数回繰り返して進む。小屋への到着が遅くなりそうなので15時過ぎから小屋への連絡を試みる。開けた場所で何度も試すが繋がらない。甲武信ヶ岳に到着した17時前、やっと小屋に連絡がとれた。登頂の喜びもそこそこに甲武信小屋に向かった。小屋に入ったとたん小屋番から一言『金峰小屋で朝飯を食ってきたのじゃないか?』と。『おにぎりを作ってもらい4時過ぎに出たが、倒木落木などで登山道が荒れていて時間がかかった』と伝えると納得したようだった。夕食は17時からだから宿泊手続きの前に食事をするようにと言われ、受付前のテーブルで食事となった。この小屋の夕食はカレーライスだった。

6/7(土) 朝食を頂いて6時15分、ゆっくりと甲武信小屋を後にする。戸渡尾根分岐から急勾配の下りだが、アズマシャクナゲの花のトンネルが続いて気分爽快。天気が回復した土曜日ということもあって登ってくる人が多い。たびたび脇に避難しながら1時間ほど下って近丸新道と徳ちゃん新道の分岐に到着。近丸新道から青息吐息状態で男性が登ってくる。大変な傾斜の登りで疲れたとのこと。我々は徳ちゃん新道を下る。徳ちゃん新道に入るとすぐにミツバツツジの群落が目を楽しませてくれる。続いてヤマツツジやレンゲツツジが楽しめた。表土が流されて登山道が不明瞭なところや、崩壊した土の急斜面をつづら折りに下ったりと進んで10時20分、徳ちゃん新道入口に到着。更に20分ほど歩いて西沢渓谷バス停に到着。無事に奥秩父主脈縦走を終えた。


 
 
 

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