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英彦山南岳・中岳(英彦山に遊ぶ 令和3年 No.2)

  • 仲谷
  • 2021年5月11日
  • 読了時間: 3分

期 日  令和3年5月8日(土) 曇り 強風

コース  別所 ー 宝弊殿 ー 玉屋神社 ー 三呼峠 ー 大南神社 ー 鬼杉 ー 南岳 ー

     中岳 ー 北西尾根 ー 観察路 ー 宝弊殿 ー 別所


昨年、宝弊殿から玉屋神社へのコース、玉屋神社から鬼杉、そして南岳へのコースを歩いたとき、登山道が大変荒れていて難儀をした。その後どのようになったかを確認しようと思った。また、先日のブナ植林の時にサルメンエビネが咲いているという場所を教えてもらっていた。その2つを確認しようと英彦山に遊びに行った。

天気が今ひとつすっきりしないうえに強風のせいだろうか、別所の駐車場には12台しか車が駐まっていない。別所から宝弊殿を通過するまでに出会った人は一人だけだった。宝弊殿の階段を上り右手に進んで行く。2月に歩いたときは崩落していた場所は整備されて橋が架けられていた。さらに進んで迂回していた場所や渡りにくくなっていた沢なども橋が架けられていた。ただし整備されていたのは四王寺の滝、磨崖仏への分岐まで。そこから玉屋神社への登山道はえぐられていたり石がごろごろしていたり、枯れ枝や枯れ葉が積もっていたりと歩きづらい状態だった。玉屋神社と鬼神社の扉に『私物は持ち出して』の張り紙があり、社の横には四角い板材が積まれていた。何かの工事の準備かもしれない。玉屋神社から下る石段は完全崩壊して歩きづらい。

沢沿いを鬼杉に向かって進む。昨年はここからが大変で、登山道を沢が削りとってしまっていたり、杉の倒木が重なっていて進めなくなり迂回して進んだりした。少しは整備されていることを願っていたが甘かった。昨年よりもっとひどくなっていた。最初の徒渉までは同じだったが、徒渉してから全然違った。倒木が増えている。倒木などをかわして進んでいると杉の木にピンクテープが付けられていた。テープに導かれて沢を何度か渡り返しながら進んで行くと、杉の倒木が何本も重なって進行不能になる。迂回しようにも土の崖と倒木で阻まれて進みようがない。仕方なく少し引き返し、倒木を避けて流れの少ない沢を進んだ。しばらく進むと水はなくなりガレになった。左手の割合急な斜面をよじ登ると、なんとなんと、三呼峠に着いていた。鬼杉に直接着く予定だったが磨崖仏からのコースに出てしまった。大南神社に立ち寄ると、宝弊殿以降初めて人に出会った。鬼杉からの登りも崩壊が進んでいて、石の段差が大きくなっていて大変歩きにくくなっていた。南岳の山頂で昼食をとっていると、小鳥がトンボを捕らえてすぐ近くに舞い降りてきた。小鳥との昼食もなんとも・・・。

中岳に行くと上宮の上がり口にロープが張られていた。倒壊の危険があるので立ち入り禁止との表示がされていた。上宮の扉は外れ、壁面の板もかなり外れていた。通いの宮司がいた頃の、整然とした様を思い出す。迂回路から山頂広場に行くとかなりの数の人たちが食事中だった。今回の第二の目的のサルメンエビネを探して北西尾根に向かったが残念ながら探し出せなかった。しかしシャナゲの花は存分に楽しめた。北西尾根から自然観察路に出て宝弊殿に向かった。

24番の木札の先に行くと大木が倒れて観察路を完全にふさいでいた。倒れて間がないのか迂回路らしき場所が見当たらない。立木に摑まりながら斜面を登ったが足下の土が滑るわ、崩れ落ちるわ、結構苦しめられた。宝弊殿から宝物殿、旧亀石坊庭園と回っている途中でかなりの数のクリンソウの花とラショウモンカズラが見られた。今日も英彦山を存分に楽しんできたが、メインの登山道以外は整備が追いついていないようだった。


 
 
 

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