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中蒜山&伯耆大山(月例山行)

  • 仲谷
  • 5月8日
  • 読了時間: 3分

更新日:5月19日

登山日 2025年(令和7年) 5月3日(土)~6日(火)

参加者 CL 田本 SL 河上 その他会員7名 / 合計 9名

コース 3日 塩釜キャンピングビレッジ ー 中蒜山 往復

    4日 川床 ー 甲ヶ山 ー 矢筈ヶ山 ー 川床

    5日 大山三ノ沢 ー 剣が峰 ー 鏡ヶ成キャンプ場

    6日 一向平キャンプ場 ー 大山滝 ー 一向平キャンプ場


 GW期間中、3泊4日で伯耆大山を計画しました。今年は雪が多く、例年になく登山道に雪が残っています。冬季の崩落の影響で桝水高原の道路が通行止めになっていました。

 初日は塩釜キャンピングビレッジから中蒜山への往復です。早朝に北九州を車で出発すると、昼には登山口に到着します。往復3時間半のルートでしたが、直登のため意外と登り甲斐があります。稜線にはカタクリ、ショウジョウバカマ、イワカガミが沢山見られます。その上、展望の素晴らしい山です。下蒜山から上蒜山まで美しい稜線が続いています。

 2日目は、川床登山口から入山し、甲ケ山、矢筈ケ山を周回するルートを歩きました。かなり登りごたえのあるルートです。一等三角点の山ですので、ここも展望が素晴らしい山です。甲ケ山にはゴジラの背とネーミングされた急峻な岩場があります。ここを越えたら、北アルプスの山々も難なく越えられるという自信がつくでしょう。このルートの周回に10時間半を要しました。岩場歩きの好きな人向けのルートです。

 3日目は大山の最高峰である剣ヶ峰を目指しました。桝水高原の道路が閉鎖されているためルートの変更を余儀なくされました。残雪期の登山であり、一般ルートではないため、テープの道案内はありません。アイゼンは必携のルートです。時間の関係で槍ヶ峰までで引き返しました。別の班はキリン峠の直登を試みましたが、ガレ場の崩壊が進んでいて、登頂を断念しています。富士山を思わせる山容を誇る伯耆大山ですが、南側からの大岩壁の眺めはは人を容易には寄せ付けない威厳があります。

 4日目は雨で登山を中止し、大山の裏側に位置する大山滝を見学しました。一向平キャンプ場から平坦な森林歩き40分で到着します。豊かな雪解け水をとどろかせる素晴らしい飛瀑です。また、鏡ケ成スキー場のゲレンデは、この時期サンカヨウの群落がみられます。小雨の中クリスタルの花弁を期待しましたが、雨の降り方が足りなかったようで、まだ透明の花弁にはなっていませんでした。

 4日間、充実した山行となりました。

 《 感想 》

大山3日目 木谷登山口より文殊越・キリン峠・槍ヶ峰・剣が峰の計画だったが、キリン峠に向かう雪渓で落石の連続、回避しようとし、二つの班に分かれてしまった。すぐ横の谷はザァ―と音を立て砂利が流れて行く、ゾッとした。6人でキリン峠の尾根に突き上げる際、ざれた急登が危険で河上班長の指示でロープを設営、一人ずつ登り一息、その後またもガレ場急登、ロープ場危険個所を経てキリン峠に着いた時もう昼だった。帰りの時間を考え目の前の槍ヶ峰には行こう、登る途中に下山コースらしい道を発見、同じところを通らなくて良いのかとホッとした。しかしそこもガレ場・ザレ場の急な下り緊張の連続で三ノ沢の直登ルートでした。砂防ダムの横を下る途中田本班に連絡し鍵掛峠までお迎えをお願いした。ロープワークの大切さ、指示されている事がさっと出来ない無力さが身に染みた。今までにない貴重な経験だった。フキノトウ群生に癒されながら大山の厳しさをっ体験でき、全員無事下山出来た事に感謝します。(清水)


 
 
 

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