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くじゅう中岳 ~ 月例山行(雪山)

  • 仲谷
  • 2021年2月2日
  • 読了時間: 3分

期  日 令和 3年 1月31日(日)

メンバー CL Y.Y SL T.N 他 マップ会員 9名

コ ー ス  牧ノ戸峠 ~ 久住分れ ~ 御池 ~ 中岳 ~ 天狗ヶ城 ~ 久住分れ ~ 牧ノ戸峠


 午前9時過ぎに牧ノ戸峠着。駐車場は上も下も一杯で、道路脇にもかなりの数の車が駐まっている。山の中は “密” の模様。雪は道路にも周りにもほとんど見られない。

 バタバタとアイゼンを取りつけて凍り付いたコンクリート道を登っていく。すぐに汗が噴き出す。1月も終わりというのにこの暑さはいったい何なんだ~。空は雲一つなく真っ青な素晴らしい天気。由布岳や阿蘇五岳は望めるが、気温が高いのだろうか、祖母傾連山は霞の中。展望所から先の路面にも雪はほとんど無い。アイゼンを履いた靴では岩場やザレた道はとても歩きにくい。土の場所はぬかるんでいて、これまた歩きにくい。

 久住避難小屋の前で昼食を済ませ、みんなが楽しみにしていた御池に向かう。池は残念ながら三分の一くらいは溶けている。凍っている場所では諏訪湖の御神渡(おみわたり)のような、白く盛り上がった模様が鼈甲状に見られる。氷の上では沢山の人が遊んでいる。割合に堅そうな所まで進んで対岸へ向かって歩く。氷の上でしばらく遊んで中岳に向かう。岩を登って山頂の近くまで行くと、それなりの樹氷を見ることができた。山頂にはかなりの人が休んでいた。

 中岳を下ってアイゼンを取り外し、天狗ヶ城に向かう。登りの岩場は凍っていてスベルスベル。アイゼンを外すのが少し早かったか、と悔やんだが後の祭り。立木にすがり、岩角をつかんで登り、なんとか山頂に着き御池を見下ろす。数人が氷の上を渡っている。青い空に久住の山々が三百六十度望まれる。ソロで来ていたら腰を据えてもっとゆっくり楽しむところだがさっさと下る。

 帰りはアイゼンを外しているので歩くペースが上がる。しかし、行きでは雪が残っていたところも田圃状にぬかるんでしまっている。靴だけでなくスパッツまで泥でぐしょぐしょになってしまう。沓掛山を越え、展望所から先のコンクリート道は、いつもの冬と同様に凍っている。前を歩いている若者たちが滑って転んでいる。それを見て慌ててアイゼンをつけている若者もいる。たしかにアイゼンを外しているので滑るがフラット歩行で歩いて、なんとか滑ることもなく牧ノ戸峠まで帰り着いた。

 数年前まで、1~2月の久住はしっかりと雪が積もり、樹氷がきらめいていて雪山を楽しめた。やまなみハイウェイ沿いの木々の樹氷も素晴らしいものだった。西千里などは普通に登山靴が完全に埋まっていた。三俣山も星生山も久住山も真っ白に化粧をしていた。ところが昨年といい今年といい樹氷もあまり目にできなくなった。雪も登山靴が埋まルまでは降らないし登山道脇の枯れ草さえも雪に埋まることが無い。もっともっと雪が降ってほしい。来月は、来年は、以前のような冬山を楽しめる久住に戻ってほしい。

 
 
 

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